診療案内 | GUIDE
受付時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 9:00-11:30 |
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11:30-16:00 | 手術 | ||||||
午後 16:00-19:00 |
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ご来院頂く方へ
初めて訪れる場所、病院は飼い主様もどうぶつ達も不安がいっぱい…
不安になったどうぶつ達の逃走などの事故を防ぐため、ワンちゃんはリードを装着、ネコちゃんはケージまたは洗濯ネットに入れてご来院頂くようお願いいたします。
※診療はご来院頂いた順に行いますが、緊急を要する患者様がいらした場合はそちらを優先させて頂きますのでどうかご了承ください。
お支払い方法
お支払は現金または、各種クレジットカードにて承っております。
- お支払に関しては、お気軽にお問い合わせください。
- 事前にお見積もりを出させていただくことも可能です。
- クレジットカードは、下記のカードがご利用頂けます。
動物健康保険
各種動物保険に対応しております。 (内、窓口清算対応はipet anicomのみとなります。)
予防治療について
避妊手術について
縫合糸反応性肉芽腫って知っていますか?
ここ10数年で獣医学は目覚しい進歩をとげました。それに伴ってかどうかはわかりませんが、動物の体にも昔は見られなかったような、変化が生じています(例えば、アトピーやアレルギー疾患の増加など)。その中の1つに縫合糸反応性肉芽腫(ほうごうしはんのうせいにくがしゅ)というものがあります。これは、去勢手術や避妊手術のときに血管を縛るのに使った絹糸(けんし)という糸に対して、動物の体が過剰反応を起こし、皮膚の下やおなかの中に肉芽腫という大きなおできのようなものを作ってしまう病気です。 手術をして数ヶ月後から、あるいは2年以上も経って起こるケースもあり、皮膚が突然破れてジュクジュクしたり、下痢や嘔吐、原因不明の発熱などの症状で来院されることもあります。どの犬でも起こりますが、特にミニチュアダックスフンドに多発しています。虫刺されや、皮膚の感染症などと誤診されているケース も少なくありません。
治療は原因となっている縫合糸を手術で取り除くことで治るケースが大半ですが、中にはステロイドなどの免疫抑制剤を生涯に渡って飲み 続けないとコントロールできないケースも報告されています。また、絹糸だけでなく吸収糸(体の中で溶けてなくなってしまう糸)での肉芽腫の報告もあり、 我々獣医師を非常に悩ませている病気の1つです。
そこで当院では、LigaSure(電気メスの1種)という機械を用いて、熱凝固によって血管をシールすることにより、縫合糸を使わずに手術する方法を導入いたしました。興味のある方は当院にご相談ください。
※猫においては縫合糸反応性肉芽腫の報告がほとんどないため、ナイロン糸を用いた従来の手術法で行っております。ご希望であれば、猫の避妊手術もLigaSureで行います。
フィラリア予防について
当院取り扱いのフィラリア予防薬に、このたび、1年間有効な注射薬「プロハート12」が仲間入りいたしました。 「プロハート12」による予防はこれまでと大きく勝手が異なるため、より理解して選んでいただきたいという願いからこのページを設置いたしました。 これまでのフィラリア予防をよく理解されている方は、「各予防薬の特徴」から読み進めていただいてかまいません。
フィラリア症とフィラリア予防 フィラリアって何?
フィラリア(犬糸状虫)は、犬の体をジリジリとむしばみ、肺、心臓、肝臓、腎臓に障害をもたらしていく、血管内の寄生虫です。ときには後大静脈症候群と呼ばれる重大な急性症状をもたらし、後大静脈症候群になると、手術をしても助かる確立は半分、手術をしなければほぼ助かりません。 成虫はちょうど"そうめん"のような糸状で、肺動脈(心臓から肺への血管)に寄生します。成虫がオスメスそろうと、ミクロフィラリアと呼ばれる赤ちゃんを産み、ミクロフィラリアは全身の血液を巡ります。 ミクロフィラリアが存在する犬の血を蚊が吸います。血と一緒に蚊の体内に入ったミクロフィラリアは、赤ちゃんから幼虫へと成長します。 蚊が次に犬を刺したときに、幼虫は犬の体に移って寄生することができます。 幼虫は犬の体の中で成虫(大人のフィラリア)へと成長し、また肺動脈に寄生して、次のミクロフィラリアを産むのです。
どうしたら予防できる?
体に害を及ぼす成虫のフィラリアになる前に、幼虫を殺す薬を使うことで予防します。 これまでは、月1回の予防薬を犬に飲ませることで予防してきました。ちなみに予防期間は、広島県の場合5月末~12月初めです。必ず1番最後の予防薬を、11月末以降に飲ませてください。
ちょっと脱線…「うちの周りは3月には蚊がいます」「11月にはもう蚊はいませんが?」
蚊の体内で、ミクロフィラリアが犬に感染できる幼虫にまで成長するには、ある程度気温が安定して上がることが必要です。 また、蚊に刺されてフィラリアが犬の体内に入った翌日にお薬を飲ませても、フィラリアは死にません。犬の体内に入って1ヶ月経ってから飲ませれば、フィラリアは100%死にます。 ですから、広島での予防期間は、5月末~12月初めとなっています。暖冬であることがありますので、1番最後の予防薬を早めに飲ませることがないようにおすすめします。なるべく11月の末日や12月に入ってから飲ませると安心です。
各予防薬の特徴
現在3タイプの予防薬をご用意しています。
- 月1回の錠剤
- 月1回のお肉タイプの薬
- 1年に1回の注射薬(おすすめ!)
錠剤(ミルベマイシン)
- 5月末~11月末(12月初)に計7回、月1回の投薬で予防します
- 錠剤を飲ませることができるかどうかの確認や、若いうちから飲ませる練習をするいい機会となります フィラリアに感染していなければ極めて安全です
- かくれて吐き出したり、お腹の調子が悪い場合に薬の吸収量が減るなどで、効いていない可能性があります
お肉タイプ(カルドメックチュアブル、イベルメックチュアブル)
- 5月末~11月末(12月初)に計7回、月1回の投薬で予防します
- 比較的美味しく作られているので、ワンちゃんがおやつ感覚で食べられます
- フィラリアに感染していなければ極めて安全です
- かくれて吐き出したり、お腹の調子が悪い場合に薬の吸収量が減るなどで、効いていない可能性があります
注射(プロハート12)
- 1年に1回の注射で1年間の予防が可能です
- 投薬を嫌がるワンちゃんでも楽に予防ができます
- オーナー様の投薬の煩わしさが減り、うっかり投薬忘れの心配がありません
- 1年のうちいつ注射してもかまいません
- 体重が急激に増える成長期には使えません
- ごくごくまれに副作用が出ることがあります
注射「プロハート12」による予防をご希望のオーナー様へ
ごくごくまれに、アレルギー反応などの副作用が出ることがありますが、発生頻度はワクチンによるものより低く、全てが適切な処置・経過観察で回復しています 注射を行う際は、ワクチンのときのように、体調が良い日に、できれば何か起きた時にすぐ来院できるようにお願いいたします ワクチンとの同時接種は行いません(体調を崩した際にどちらのせいかわからなくなるためです) 1~3月に注射を行うことをおすすめいたします。うっかりや、体調不良により、1ヶ月以上次の注射が遅れた場合にもフィラリアに感染するリスクを抑えることができます 疥癬(カイセン)やアカラスといった皮膚の寄生虫の治療中は使わない方がよいとされていますので、病院の掛け持ちをされている場合はくれぐれもご注意願います ご不明な点はスタッフにお尋ねください。